過敏性腸症候群(Irritable Bowel Syndrome:IBS)は、内視鏡検査や血液検査などで明らかな異常が見つからないにもかかわらず、腹痛と便通異常が慢性的に続く疾患です。消化器内科では非常に頻度が高く、日常診療でよくみられる代表的な疾患の一つです。
診断は検査所見ではなく症状に基づいて行われます。国際的な診断基準であるローマⅣ基準では、腹痛が繰り返し出現し、その症状が排便と関連し、さらに便の回数や性状の変化を伴うことが重視されています。これらの症状が一定期間持続している場合に、過敏性腸症候群が疑われます。
単なる下痢や便秘だけではなく、腹痛を伴うことが本疾患の特徴です。
大腸の病名