バリウム検査(胃がん検診)で異常を指摘された方へ
バリウム検査(胃がん検診)で異常を指摘された方へ

健康診断や人間ドックのバリウム検査で「異常を指摘された」「要精密検査」と言われ、不安に感じている方も多いのではないでしょうか。
バリウム検査(胃透視検査)は、胃の形や粘膜の異常を見つけるための検査ですが、あくまでスクリーニング検査であり、詳しい診断まではできません。
そのため、異常を指摘された場合には、胃カメラ(胃内視鏡)による精密検査が必要です。
バリウム検査では、以下のような所見が見つかることがあります。
これらの異常は、胃がんだけでなく、胃潰瘍や慢性胃炎などの良性疾患でも認められることがあります。
しかし、画像だけでは良性か悪性かの判断はできないため、精密検査が必要となります。
胃がんは、胃の粘膜から発生する悪性腫瘍で、日本では比較的多いがんのひとつです。
主な原因としては、ピロリ菌感染、喫煙、塩分の多い食事などが関与しています。
初期の胃がんは自覚症状がほとんどなく、進行するまで気づかれないことも少なくありません。
進行すると、胃もたれ、食欲低下、体重減少、貧血、黒色便などの症状が現れます。
胃潰瘍
胃潰瘍は、胃の粘膜が深く傷つき、えぐれた状態になる病気です。
主な原因はピロリ菌感染や鎮痛薬の使用などです。
みぞおちの痛みや吐き気などの症状が出ることもありますが、無症状のこともあります。
放置すると出血や穿孔を起こすこともあるため、適切な診断と治療が必要です。
慢性胃炎
慢性胃炎は、胃の粘膜に炎症が長く続く状態で、多くはピロリ菌感染が関与しています。
慢性胃炎そのものはよくある病気ですが、長期間続くと胃がんのリスクが高くなることが知られています。
そのため、「ただの胃炎」と考えず、状態を正確に把握することが重要です。
胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)は、これらの病気を正確に診断するための最も重要な検査です。胃カメラ検査では、先端にカメラのついた細い管を口や鼻から挿入し、食道・胃・十二指腸の粘膜を直接、高画質のモニターで観察します。
バリウム検査で指摘された異常の原因を明確にすることができます。
はい、その通りです。
バリウム検査はあくまで異常の「可能性」を指摘する検査であり、確定診断はできません。
異常の原因を正確に判断するためには、胃カメラ検査が不可欠です。
バリウム異常を放置しないようにしましょう。
はい、症状がなくても検査をおすすめします。
特に胃がんは初期にはほとんど症状が出ないため、症状の有無に関わらず精密検査が重要です。
同じ指摘でも問題ないとは限りません。
長期間変化がない場合でも、胃炎の進行や新たな病変が隠れている可能性があります。
一度は胃カメラでの確認をおすすめします。
鎮静剤を使用することで、眠っているような状態で検査を受けることが可能です。
苦痛の少ない検査を心がけています。
バリウム検査で異常を指摘された場合、その原因はさまざまですが、胃がんを含めた重要な病気が隠れている可能性があります。
一方で、早期に発見できれば、多くの病気は適切に治療することが可能です。
是非、胃カメラでの精密検査を受けるようにしましょう。
当院では消化器内視鏡専門医が、最新の内視鏡機器を用いて、精度の高い検査を行っています。また、鎮静剤を用いて苦痛を最小限に抑えた検査を行っておりますので、異常を放置せず、お早めにご相談ください。
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